体温調節機能が低下している高齢者や、体温調節機能がまだ十分に発達していない小児・幼児は、成人よりも熱中症のリスクが高く、この時期(5月から9月)は注意が必要です。
①熱中症の原因
(ⅰ)水分、塩分の不足による全身への血流低下、(ⅱ)熱そのものが体の組織にダメージを与える、の二つが主な要因です。体温が36度台でも水分が不足していると発症の恐れがあります。
①予防はどうするべきか
水分(適度な塩分も)は喉の渇きに関係なく、こまめに取って下さい。脱水を伴っているかどうかで重症化や回復がかなり異なります。
①もし発症したら
暑い場所から離れて水分を取り、休息して元通りになればしばらく様子を見ていいと思います。改善しない、さらに悪化している場合や、表1のⅢ度の状態の場合は、救急車を呼びましょう。